インフルエンザワクチン②

インフルエンザワクチンについて②

インフルエンザワクチン :今年(2017/2018シーズン)のインフルエンザワクチンにはA型株が2種類(H1N1型、H3N2型)、B型株も2種類(山形系統、ビクトリア系統)含まれており、「4価ワクチン」と呼ばれます。以前はA型株2種類、B型株1種類の3価ワクチンでしたが、B型株の予測が難しいため、2015/2016シーズンよりA型・B型各2種類ずつの4価ワクチンへ変更となりました。

ワクチンによるインフルエンザの有効率は年により差がありますが、小児では25~60%、成人では50~60%程度と報告されています。これは、ワクチンの有効率が50%であるとすると、ワクチンを打たなくてインフルエンザにかかった人が10人いたとき、もしも全員がワクチンを打っていれば5人はかからなかった(予防できた)という意味です。また、慶応大学小児科の報告によれば、インフルエンザワクチンは重症化を防いで入院することを防止する効果が50%以上あることもわかりました。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、2010年~2014年の調査結果において、小児へのインフルエンザワクチン接種はインフルエンザ関連死亡リスクを健康小児で65%減少させました。CDCでは生後6か月以上のすべての人にインフルエンザワクチン接種を推奨しており、特にインフルエンザ合併症が重症化しやすい5歳以下、喘息や肺疾患、心疾患、神経または神経発達障害などの慢性疾患を有する場合に推奨しています。

インフルエンザに罹患すると4~5日間は熱が続くことも多く、幼保育園や学校は5~8日ほど休まなければなりません。インフルエンザによる肺炎や熱性けいれん、稀に脳炎・脳症など重篤な合併症を発症することもあります。インフルエンザワクチンは乳児では効果が低いのですが、1歳以上から年齢が上がるにつれて有効率が上がっていきます。費用は自己負担になりますが、ぜひご家族全員がインフルエンザワクチンを接種して、病気から身を守るように心がけていただきたいと思います。

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